大地震があった場合の対処

地震も、津波も怖いですねぇ。大切な子どもたちの命を預かる身として、
人ごとではなく、身近な危険として認識し、対策を考えています。
園内で設定したマニュアルに添ってご説明します。

■地震があった場合

●一次被害を避ける

  第一に怖いのは、一次被害です。教室備品の移動や、照明や天井の崩落による
危険から、まず園児を守らなくてはいけません。
 教室内にいる園児は、イスの防災クッションを頭からかぶり、机の下に隠れます。
教室外にいる園児は、必ず担任がそばにいますので、状況に応じて、落下物や倒壊物の危険のないところに、避難します。わざわざ教室へ防災クッションを取りに入ると、返って危険な場合もありますので、その際は園児が頭を手で押さえ、クラス毎に円陣を組んでしゃがみ、身体を丸くして、その上を担任が覆います。
 担任は、自分のクラスの園児を確認し、他のクラスの職員と連絡をとりながら、揺れの収まるのを待ち、落下物に注意しながら、運動場に集合します。
必要に応じて、職員室から緊急放送が入り、指示をします。

運動場へ避難したら、担任がクラスの人数を確認します。

●大津波警報が発令されたら

 先日、隣の中学校、そして地元町内会のかたと協議して、まんがいちの大津波警報の避難方法を検討しました。有史以来八幡地区に津波が到達した記録はありませんが、(三浦の松輪のあたりには、江戸時代前期に10mほどの津波が来た記録があるそうです)東京湾内に直下型の地震が起きた場合は、久里浜へ津波が来る可能性も否定できません。
 現状で、標高等を検討した上で久里浜幼稚園に到達する可能性のある津波の経路を考えると、ひとつは直接、海岸から押し寄せる津波です。
 もうひとつは、平作川を遡って、川から上ってくる津波です。この方向性を考えると、避難方法は2つ考えられます。ひとつは幼稚園3階屋上に避難する。もうひとつは直ちに、裏の急坂を歩いて上がり、ハイランドへ避難する方法です。
 一般的に考えれば、幼稚園3階屋上に避難すれば、津波の被害は避けられるはずです。しかし、もし更に大きな津波が来た場合は、逃げ場を失ってしまいます。

 以上から、大津波警報が発令された場合、2つめの避難方法をとることとしました。
 まず集合した全園児は担任の誘導により、幼稚園の裏門より、サンクス脇の急坂を上り、まずは東電アパート上の広場に集合します。状況によって、更に大きな津波が来そうな場合は、急坂を更に登って、ハイランドまであがります。

 この場合、急坂にはかなりの近隣の方々も、避難していらっしゃることと予想できます。 そこで、町内会に相談し、まんがいちの場合、近所のかたがたにも、園児の避難のお手伝いをお願いすることとしました。
 以上の手順にそって、中学と、町内会を交えた大がかりな避難訓練を計画したのですが、 急坂は普段かなりの交通量があり通行停めにすることができないと言うことで、避難訓練で交通事故が起きてしまっては、本末転倒になるので、警察の許可がでませんでした。

 町内のかたがたには、まんがいちの場合の避難にご協力をいただけるようにお願いをしてあります。更に、
  誘導の際のクラス園児の確保のため、年少の各クラスには、クラス毎の避難誘導用に、保育園などで良く利用している「手つかまりハンド付きのロープ」を緊急に購入して、いつでも利用できるように、各教室に配備しています。
 道路へ出る前までの避難訓練は、先日行いました。
 練習とはいえ、突然行ったので、かなり迫真感のある避難訓練でしたが、スムーズに避難ができました。

●保護者のかたは

  3.11の大震災の際にも、電話は輻輳し、インターネットも使用不可能。緊急連絡メールも一部は到達したものの、うまく通じる方法がなくご心配をおかけしました。新聞等でご存じの通り、唯一有効な連絡手段は、Twitterや、FacebookなどのSNSと呼ばれるインターネットを通じた連絡でした。
  このため久里浜幼稚園では、至急に緊急連絡Twitterを開設しました。できるだけ、幼稚園の緊急連絡Twitterをフォローしてくださるようにお願いします。緊急時にはTwitterを通じてご連絡いたします。

●お迎えは

  直ちにお迎えにいらっしゃることは危険です。幼稚園は園児の安全に万全の注意をはらいますので、危険がなくなってから、お迎えをお願いします。
 お迎えの場所や、方法は、その時点で使用できる連絡手段を使って、ご連絡いたします。

このような災害の際、我々幼稚園の職員に科せられた使命は、園児たちの安全、命を守り、無事に園児を保護者のみなさんにお渡しできることと考え、そのためにあらゆる方法を講じていきます。


■参考までに、3・11の際に、久里浜幼稚園が対応した状況について、ここに反省を込めてご紹介します。
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